なぜ炭火焙煎なのか?とよく聞かれます
手間がかかって火の調節が難しいから大変でしょう!と
炭火は豆を遠近効果で芯からこんがり焼き上げて
豆の素材のもつ甘味を損なわないことが主な理由ですが…
実は幼少の頃から田舎の古い農家の家で
育った環境が大きく影響しています
うちのお風呂は五右衛門風呂でした
学校から帰ると風呂の火を杉葉と小枝、
そしてその上に兄貴達と割った薪をくべて、
火を起こして風呂を沸かしていました
さらに祖父の焼いた炭をそこに突っ込んで、
掘りごたつの火に使い、テレビ見たり宿題やったりしてました
鳥や鮎もとって炭火で焼いて食べてました
後年、自分の家はハウスメーカーの洋風の家を建て
寒ければエアコンのスイッチ入れて、
ガスのスイッチ入れれば火がつく便利な暮らしに慣れました
でも、五右衛門風呂やかまどや掘りごたつの火が忘れられず
天然の火に関わっていたいと思ったわけです
だから、炭火で焙煎している今、幼少の頃の顔をしてると思います😊